第36回東日本大学OB・OG囲碁会団体戦

優勝した早稲田大のメンバー

東日本にある大学のOBOGが大集合する「東日本大学OB・OG囲碁会団体戦」が、1月25日に日本棋院にて行われました。

13人チームが26校、5人チームが14校、補欠メンバーもいるので総勢400人以上が集う、恒例行事です。日本棋院の2、3階を埋め尽くす人、人、人。まさに老若男女が旧交をあたためながら囲碁を真剣に楽しみました。

Aブロック(13人制) 優勝:早稲田、2位:慶應義塾、3位:中央

Bブロック(13人制) 優勝:東京理科、2位:立教、3位:一橋

Cブロック(5人制) 優勝:早稲田レディス、2位:早稲田理工、3位:昭和大学

今回は、早稲田大学の強さが光った結果となりました。

終わったあとは、各校に分かれて楽しい打ち上げがあったことでしょう。

第30回LG.杯挑戦日報棋王戦 決勝三番勝負 一力遼棋聖世界一逃す

第2、3局に勝ち、申旻埈九段(左)がV(韓国棋院提供)

世界メジャー・LG杯朝鮮日報棋王戦(主催:挑戦日報、協賛LG/優勝賞金は3億ウォン)決勝三番勝負が1月12日から15日まで打たれ、韓国の申旻埈九段が2勝1敗で優勝しました。一力遼棋聖は惜しくも準優勝となりました。

2回優勝する難しさを痛感(韓国棋院提供)

一力遼棋聖は一昨年、応氏杯で優勝。日本勢では19年ぶり、日本人としては27年ぶりに世界戦を制しました。

LG杯は1998年に王立誠九段、2005年には張栩九段が優勝して以来の日本勢優勝を目指していました。

昨年、LG杯のトーナメントを勝ち抜き、決勝に進出。申旻埈九段(韓国)との決戦に臨みました。

1月12日の第1局は申九段の一瞬のスキをついて一力棋聖が大逆転で勝利。しかし第2、3局を落として、優勝とはなりませんでした。

一力棋聖「応氏杯優勝のときは初の世界決勝進出で怖い物知らずでした。今回は2回優勝する難しさを感じました」

韓国棋院提供

これを糧に、また決勝の舞台に戻り、優勝してくれることを期待しています。

1月5日は囲碁の日「打ち初め式 2026」

囲碁界の年始は、1月5日「囲碁の日」。日本棋院東京本院では吉例の打ち初め式が催されました。

武宮陽光理事長をはじめ、一力遼棋聖、芝野虎丸十段、藤沢里菜女流本因坊、上野愛咲美女流名人、上野梨紗女流棋聖らタイトルホルダーの面々らが壇上に立ち、年頭の挨拶をし、今年の目標などを述べました。

和装で登場した一力棋聖は「AIが出てきてから10年がたち、とりまく環境が変わりました。人間ならではの戦いをお見せできたら」。来週には世界戦LG杯決勝三番勝負があります。ぜひ、日本に栄冠を持ち帰ってほしいものです。

これまでは棋士の連碁などが披露されてきましたが、今年は棋士とファンが2手ずつ打つ連碁。老若男女が次々と棋士の正面に座って打って行くのは、ファンにとっても新年早々心に残る時間となったことでしょう。

一力遼名人就位式

芝野虎丸十段の挑戦を4勝2敗で退けた一力遼名人の就位式が12月15日に、東京文京区「ホテル椿山荘」にて執り行われました。

多くのファンや家族親族、育った洪道場の先生や子どもたち、棋士仲間らから祝福を受けました。

祝辞に立った兄弟子の平田智也八段は「子どもの頃から名人は非凡な才能があるのは、誰の目にも明かでした。そして日々の努力がすごかった。天才が努力を止めなかったことが実を結びました。兄弟子として誇らしい」と述べました。

一力名人は「第1局の昼食で、私はシーフードカレーを、芝野さんはカツカレーを注文したのですが、配膳は逆になりました。私はゲンをかつぐタイプではありませんが、カツカレーを食べたことで勝ちが本当にやってきました。碁の内容も逆転勝ちでした」と笑いをとりながら謝辞を述べていました。

名人を防衛したあと、王座も奪取して五冠となった一力名人。来年1月にはメジャー国際戦のLG杯決勝戦を打ちます。ますますの活躍を期待したいと思います。

女流棋聖戦挑戦者は上野愛咲美女流名人に 41年ぶりの姉妹対決へ

上野女流棋聖(左)「私が挑戦者だから気楽に戦えます」(日本棋院提供)

上野梨紗女流棋聖への挑戦者を決めるトーナメント決勝戦が打たれ、上野愛咲美女流名人が茂呂有紗三段に中押し勝ちし、挑戦者に名乗りをあげました。

第29期女流棋聖戦挑戦手合三番勝負は、姉妹対決となりました。

これまでのタイトル戦姉妹対決は、すべて杉内寿子、本田幸子、楠光子の三姉妹の間で打たれています。

1983年 女流鶴聖戦 杉内寿子八段-本田幸子六段

1983年 女流本因坊戦 楠光子六段-本田幸子女流本因坊(2勝1敗)

1984年 女流鶴聖戦 楠光子七段-本田幸子六段

1984年 女流本因坊 本田幸子六段-楠光子女流本因坊(2勝0敗)

1985年 女流本因坊 楠光子七段-本田幸子女流本因坊(2勝1敗)

*左が勝者

今回、上野姉妹対決は実に41年ぶりとなります。

挑戦者となった姉の上野女流名人は「妹が女流棋聖になって、早く挑戦したいなと思っていたので、嬉しいです。妹が挑戦者なら嫌でしたが、私が挑戦者だから気楽に戦えます」と心境を語りました。

注目の女流棋聖戦挑戦手合三番勝負は2026年1月15日に神奈川県平塚市「ホテルサンライフガーデン」で開幕します。