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フマキラー囲碁女流ブレーンズマッチ 向井千瑛六段が優勝

お株を奪う半目勝ち(日本棋院囲碁チャンネル)

今年から公式戦となった「フマキラー囲碁女流ブレーンズマッチ」(協賛:フマキラー株式会社)の決勝戦が6月13日に広島市で打たれ、向井千瑛六段が藤沢里菜女流本因坊を破って初代チャンピオンとなりました。

「フマキラー女流ブレーンズマッチ」は、今年創設。日本棋院所属の女性棋士ランキング上位16人によるトーナメントで争われます。

4月29日に東京でベスト4までを決め、6月13日には広島市に舞台を移し、準決勝、決勝が打たれました。

優勝候補の筆頭である上野愛咲美女流名人が2回戦で向井六段に敗れる波乱の展開のなか、ベスト4に残ったのが向井六段、牛栄子四段、上野梨紗扇興杯、藤沢里菜女流本因坊。

再抽選され、準決勝は藤沢女流本因坊対牛四段、向井六段対上野扇興杯という組み合わせになりました。

向井六段は上野扇興杯に勝ち、さらに決勝では「半目の女王」の異名をとる藤沢女流本因坊にお株を奪う半目勝ちで初代女王の座を獲得しました。

向井六段は一児の母で、夫は杉本明八段。三村芳織四段、長島梢恵三段の二人の姉も棋士の38歳。

今大会は、上野女流名人、上野扇興杯、藤沢女流本因坊と、女性棋士トップ3を破って、文句なしの優勝です。

向井「まさか優勝できるとは思っていなくて、嬉しいです。少し囲碁が強くなったのかもしれません。以前は勉強しないと、という思いでしたが、今は囲碁が楽しく研究も楽しい」

ますますのご活躍を期待しています!

本因坊戦挑戦手合 福岡航太朗挑戦者鮮烈デビュー 一力遼本因坊も1勝返す

6月3日の第3局が待ち遠しい(日本棋院Youtubeチャンネルより)

一力遼本因坊に福岡航太朗七段が挑戦する本因坊挑戦手合五番勝負が5月13日に滋賀県東近江市で開幕しました。第1局は福岡七段が快勝し、幸先の良いスタートを切りました。

20歳の福岡七段は、初の番碁挑戦。多くの棋士が対局より緊張するという前夜祭でのスピーチも落ち着いて立派にこなし、立会人の高尾紳路九段が感心する一幕もありました。

第1局は福岡七段が堂々の勝利。福岡七段が強いのはもちろんなのですが、一力本因坊が今ひとつ本調子でないのが気になりました。

しかし、第2局は一力本因坊が快勝で返して対戦成績を1勝1敗としました。

今後の展開がますます楽しみになってきました。

第3局は6月3日、愛知県蒲郡市「銀波荘」にて打たれます。

芝野虎丸棋聖就位式

4勝3敗のフルセットの激戦を制して一力遼名人からタイトルを奪取した芝野虎丸棋聖の就位式が、5月11日に東京都文京区「ホテル椿山荘」にて執り行われました。

一般参加のファンら約120人に祝福された芝野棋聖は「一力さんとのタイトル戦で初めて勝てたのは意味のあることだったと考えています。自分としてはこれで大きく変わるということではなく、これまでどおり、気を引き締めてさらに精進してまいります」と謝辞を述べました。

碁聖戦挑戦者に佐田篤史七段 井山裕太碁聖との五番勝負へ

「本気の井山先生と打てるのが何よりの財産」

井山裕太碁聖への挑戦者を決めるトーナメント決勝、一力遼名人対佐田篤史七段戦が5月7日に日本棋院東京本院にて打たれ、佐田七段が勝って、七大タイトル初挑戦を決めました。

一力名人と佐田七段の決勝戦。中盤で佐田七段が一力名人の大石に襲いかかって召し捕り、勝負を決めました。「形勢は悪いと思っていましたが、碁形的にはこれでいこうと。(一力さんの石を)取りに行かざるを得なくなりました。読み落としもありましたが、運良く勝っていました」と喜びを語りました。

負けた一力名人は「最後にひどいミスをしてしまって。正しく打っていればまだ勝負だった。ふがいないミスでした。今年は大事なところでなかなかうまくいかない。切り替えいきたい」。

勝負は中盤で決まった

佐田七段は挑戦者決定戦を3度目にして勝利。「本気の井山先生と打てるのが何よりの財産。だれでもその舞台に立てるものではないのは理解しています。五番勝負まで1か月あるので、調整したいと思います」と抱負を述べました。

井山碁聖との挑戦手合いは6月23日に大阪府の日本棋院関西総本部にて開幕します。

芝野虎丸十段 許家元九段の挑戦を退け二連覇達成

稀に見る大激戦の末、芝野十段に軍配

許家元九段が芝野虎丸十段に挑戦する十段戦五番勝負第5局が4月28日に日本棋院東京本院にて打たれ、芝野十段が白番中押し勝ちを収め、対戦成績を3勝2敗として防衛を果たし、2連覇を達成しました。

本シリーズは激戦続きでした。第1局を許九段が勝ち、第2,3局を芝野十段が返す。勢いがついたかと思いきや、第4局は序盤についた差をそのまま許九段が守り切って快勝。第5局は芝野十段が徐々に差を広げ勝ちきり、タイトル防衛となりました。

芝野十段は3月の棋聖奪取に続き、十段も防衛し二冠を守りました。

許「どの碁も判断が難しかった。打ちたいように打てなかった部分はありましたが、実力は出せました」

芝野「全局を通して判断の難しい碁が多かった。大変な碁でしたが、それなりに充実して打つことができました。防衛することは大変なこと。結果を出せて嬉しい」