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第81期本因坊戦五番勝負第4局 福岡航太朗挑戦者が勝って最終局へ

福岡七段(右)がスキのない戦いぶりで完勝(日本棋院囲碁チャンネルより)

一力遼本因坊に福岡航太朗七段が挑戦する第81期本因坊戦五番勝負第4局が神奈川県箱根町の「ホテル花月園」で打たれ、福岡七段が黒番中押し勝ちを収め、シリーズの対戦成績を2勝2敗タイとし、決着は最終局へ持ち込みました。

福岡七段は、序盤から「亀の甲」を許すなど新時代の打ち方を披露しながら徐々に差を広げていき、勝利までまっしぐらに進めました。新聞解説の河野臨九段に「福岡さんは悪手が一手も見当たりませんでした。あまりにもスキがなく、出来が良すぎました」と言わしめるほどの完勝。一方の一力本因坊は不出来な一局となりました。

一力「的確に対応されてチャンスがなかった。(最終局に向けて)しっかり準備して少しでも内容のいい碁を打てるようにしたい」

福岡「全体としては自分らしく打てました。第5局まで行くことができてよかった。あまり堅くならず、自分らしく打てればいいのかな」

運命の第5局は7月1日に山梨県甲府市「常磐ホテル」にて打たれます。

フマキラー囲碁女流ブレーンズマッチ 向井千瑛六段が優勝

お株を奪う半目勝ち(日本棋院囲碁チャンネル)

今年から公式戦となった「フマキラー囲碁女流ブレーンズマッチ」(協賛:フマキラー株式会社)の決勝戦が6月13日に広島市で打たれ、向井千瑛六段が藤沢里菜女流本因坊を破って初代チャンピオンとなりました。

「フマキラー女流ブレーンズマッチ」は、今年創設。日本棋院所属の女性棋士ランキング上位16人によるトーナメントで争われます。

4月29日に東京でベスト4までを決め、6月13日には広島市に舞台を移し、準決勝、決勝が打たれました。

優勝候補の筆頭である上野愛咲美女流名人が2回戦で向井六段に敗れる波乱の展開のなか、ベスト4に残ったのが向井六段、牛栄子四段、上野梨紗扇興杯、藤沢里菜女流本因坊。

再抽選され、準決勝は藤沢女流本因坊対牛四段、向井六段対上野扇興杯という組み合わせになりました。

向井六段は上野扇興杯に勝ち、さらに決勝では「半目の女王」の異名をとる藤沢女流本因坊にお株を奪う半目勝ちで初代女王の座を獲得しました。

向井六段は一児の母で、夫は杉本明八段。三村芳織四段、長島梢恵三段の二人の姉も棋士の38歳。

今大会は、上野女流名人、上野扇興杯、藤沢女流本因坊と、女性棋士トップ3を破って、文句なしの優勝です。

向井「まさか優勝できるとは思っていなくて、嬉しいです。少し囲碁が強くなったのかもしれません。以前は勉強しないと、という思いでしたが、今は囲碁が楽しく研究も楽しい」

ますますのご活躍を期待しています!

本因坊戦挑戦手合 福岡航太朗挑戦者鮮烈デビュー 一力遼本因坊も1勝返す

6月3日の第3局が待ち遠しい(日本棋院Youtubeチャンネルより)

一力遼本因坊に福岡航太朗七段が挑戦する本因坊挑戦手合五番勝負が5月13日に滋賀県東近江市で開幕しました。第1局は福岡七段が快勝し、幸先の良いスタートを切りました。

20歳の福岡七段は、初の番碁挑戦。多くの棋士が対局より緊張するという前夜祭でのスピーチも落ち着いて立派にこなし、立会人の高尾紳路九段が感心する一幕もありました。

第1局は福岡七段が堂々の勝利。福岡七段が強いのはもちろんなのですが、一力本因坊が今ひとつ本調子でないのが気になりました。

しかし、第2局は一力本因坊が快勝で返して対戦成績を1勝1敗としました。

今後の展開がますます楽しみになってきました。

第3局は6月3日、愛知県蒲郡市「銀波荘」にて打たれます。

芝野虎丸棋聖就位式

4勝3敗のフルセットの激戦を制して一力遼名人からタイトルを奪取した芝野虎丸棋聖の就位式が、5月11日に東京都文京区「ホテル椿山荘」にて執り行われました。

一般参加のファンら約120人に祝福された芝野棋聖は「一力さんとのタイトル戦で初めて勝てたのは意味のあることだったと考えています。自分としてはこれで大きく変わるということではなく、これまでどおり、気を引き締めてさらに精進してまいります」と謝辞を述べました。

碁聖戦挑戦者に佐田篤史七段 井山裕太碁聖との五番勝負へ

「本気の井山先生と打てるのが何よりの財産」

井山裕太碁聖への挑戦者を決めるトーナメント決勝、一力遼名人対佐田篤史七段戦が5月7日に日本棋院東京本院にて打たれ、佐田七段が勝って、七大タイトル初挑戦を決めました。

一力名人と佐田七段の決勝戦。中盤で佐田七段が一力名人の大石に襲いかかって召し捕り、勝負を決めました。「形勢は悪いと思っていましたが、碁形的にはこれでいこうと。(一力さんの石を)取りに行かざるを得なくなりました。読み落としもありましたが、運良く勝っていました」と喜びを語りました。

負けた一力名人は「最後にひどいミスをしてしまって。正しく打っていればまだ勝負だった。ふがいないミスでした。今年は大事なところでなかなかうまくいかない。切り替えいきたい」。

勝負は中盤で決まった

佐田七段は挑戦者決定戦を3度目にして勝利。「本気の井山先生と打てるのが何よりの財産。だれでもその舞台に立てるものではないのは理解しています。五番勝負まで1か月あるので、調整したいと思います」と抱負を述べました。

井山碁聖との挑戦手合いは6月23日に大阪府の日本棋院関西総本部にて開幕します。