
1月の風物詩、囲碁界の賞金ランキングが発表されました。
囲碁界の「賞金」とは、いわゆる優勝した際などの賞金と対局料を合計したものです。なので、タイトルを獲っていなくても、賞金ランキングに名前が連なるのです。
1位 一力遼棋聖・名人・天元・本因坊 121、815,066円
2位 井山裕太王座・碁聖・縦断 57、449,414円
3位 芝野虎丸九段 48、370,316円
4位 藤沢里菜女流本因坊・女流名人・扇興杯 35、187,216円
5位 上野愛咲美女流立葵杯 20、390,526円
6位 許家元九段 15,562,094円
7位 山下敬吾九段 13,423,000円
8位 関航太郎九段 11,952,000円
9位 福岡航太朗七段 11,345,000円
10位 上野梨紗女流棋聖 9,770,000円
1位の一力遼棋聖は2年連続2回目。1億円超えですね。

10代は福岡航太朗七段、上野梨紗女流棋聖のふたりです。10代からこんなに稼いでくれるなんて、なんと親孝行なのでしょうか。と、自分が学生のころ思ったものですが、「これが一生続くわけではないんだよ」と棋士に諭されました。
名を連ねているのは20代が中心。40代は山下敬吾九段だけですし、30代も井山裕太王座だけ。以前はこれほど若年化はしてなかったと思いますが、それでも50代以降でベスト10に入るのは大変なことです。

ベテランの棋士は解説や指導などに時間を割くことになるのでしょう。
なお、関西棋院も別に発表があり、
1位 余正麒八段 14、779,000円
以上、とのことです。
関西棋院は獲得賞金が1000万円を超える棋士についてのみ発表するということです。
これから棋士を目指す人が憧れるような賞金であってほしいと願います。