
一力遼棋聖への挑戦者を決めるトーナメント決勝戦第2局が打たれ、芝野虎丸十段が勝って挑戦権を獲得しました。
棋聖戦はパラマス方式を採り入れています。まずCリーグ入りを決めるファーストトーナメントが行われ、前期残留者とともにCリーグメンバーが決まります。
Cリーグ優勝の福岡航太朗七段はBリーグ優勝の張栩九段に勝ち、Aリーグ優勝の高尾九段も破りましたが、Sリーグ2位の許家元九段に敗れました。
Sリーグ1位の芝野十段と許九段の決勝戦は、芝野十段が1勝のアドバンテージがある変則三番勝負で行われました。10月30日の第1局は許九段が勝ちましたが、11月3日の第2局に芝野十段が勝って挑戦者となりました。

来年1月の開幕戦は、第50期を記念してハワイで行われます。芝野十段はアメリカには行ったことがなく、それは楽しみということです。
一力棋聖からはタイトルを奪取されたことはあっても、奪取したことがない芝野十段。壁を破れるか、注目です。
