
藤沢里菜女流本因坊に星合志保四段が挑戦する第44期女流本因坊戦第4局が打たれ、星合四段が勝って対戦成績を2勝2敗とし、決着は最終第5局に持ち込まれました。
本シリーズは藤沢女流本因坊が6連覇を目指す一方、負ければ2016年以来、9年ぶりの無冠に転落してしまいます。
星合四段は5年前も藤沢女流本因坊に挑戦しており、そのときは0勝3敗のストレートで敗退しています。
第4局は中盤で星合四段が大きく抜け出し優勢を築いたのですが、終盤が得意な藤沢女流本因坊が猛追し、一時は細かいながら形勢は逆転しました。いつもの藤沢女流本因坊の勝ちパターンかと思っていたら、コウ争いで再び星合四段が逆転し逃げ切りました。

これで2勝2敗のタイとなり、決着は最終局に持ち込まれました。
崖っぷちの藤沢女流本因坊が意地を見せるか、星合四段が初栄冠を手にするか。
第5局は11月5日に日本棋院本院にて打たれます。
