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本因坊戦の挑戦者に福岡航太朗七段

新しい若い力の台頭に期待がかかる

一力遼本因坊への挑戦者に、20歳の福岡航太朗七段が名乗りをあげました。

福岡七段が七大タイトルに挑戦するのは初めてです。

ここ数年、タイトル戦はほとんど芝野虎丸二冠、一力遼四冠、井山裕太碁聖の3人で戦っている状況で、新しい若い力の台頭として福岡七段がどれだけ力を示せるかが注目されます。

福岡七段にとって、一力本因坊は学んだ洪道場の先輩というだけではなく、若手を鍛える目的の研究会に指名される(ほかに藤沢里菜女流本因坊と仲邑菫四段がメンバー)など、目をかけられている仲です。

福岡「七大タイトル挑戦は入段したときから目標としてきたので、挑戦者になれてよかった。一力本因坊には昔からお世話になってきた。恩返しではないが、ひとつ成長した姿を見せられたら」

本因坊戦五番勝負は5月13日、滋賀県東近江市で開幕します。

芝野虎丸新棋聖誕生 一力遼名人は五連覇ならず

「一力一強」に待った

一力遼棋聖に芝野虎丸十段が挑戦する第50期棋聖戦第七局が3月26日に神奈川県箱根町「花月園」にて打たれ、芝野挑戦者が初の棋聖位を獲得しました。

今期は激戦続きでフルセットまでもつれましたが、第7局は1日目で大きくリードした芝野挑戦者が一力棋聖の追随を振り切って勝利。挑戦手合いで初めて一力名人に勝って、タイトルを奪いました。

これで一力名人は四冠(名人、王座、天元、本因坊)に後退。芝野棋聖が二冠(棋聖、十段)となり、「一力一強」に待ったをかける形になりました。

今シリーズは、一力棋聖が5連覇を達成するか、芝野挑戦者が初の棋聖に就くかが注目されました。

5連覇(または10期獲得)を達成すると、名誉称号を得られ、60歳、または引退すると名乗ることができます。

最近では井山裕太碁聖が名誉棋聖、名誉天元、名誉碁聖、二十六世本因坊に続き名誉王座も獲得しています。

芝野棋聖は、一力名人に2023年の棋聖戦挑戦手合いで破れて以来、名人戦、天元戦、本因坊戦、さらに名人戦と負け続け、やっと6度目の挑戦でタイトルを獲得することができました。

芝野棋聖は対局後の記者会見で「いまだに信じられない気持ちです。自分の力は出し切ったかな。見てくださる人にしてみたら、今回負けたら『また一力か』となるので、早めに勝てたらいいなとは思っていました。今回はそんなに悪くない内容なのかと思います」と喜びを語りました。

一力名人に負け続けているころ、芝野棋聖は「一力さんとは2歳違う。2年後に一力さんの状況になっていればいい」と話したことがあります。その2年後の始まりが今回のタイトル奪取なのでしょう。

あらためて、棋聖獲得、おめでとうございます。

N校グループ囲碁タイトル獲得&プロ合格祝賀会

N高等学校の在校生・卒業生の囲碁棋士の活躍をお祝いする会「2025年度N校グループ囲碁タイトル獲得&プロ合格祝賀会」が3月30日に「品川プリンスホテル」にて盛大に行われました。

今年も大活躍だった上野愛咲美(女流名人・女流棋聖獲得、女流立葵杯防衛)、上野梨紗(SENKO CUPワールド碁女流最強戦2025優勝、扇興杯優勝)姉妹は、それぞれの優勝決定譜を解説したり、N校在校生とペア碁を披露したりと囲碁のすごさや楽しさを披露していました。

上野愛咲美女流名人「N校は好きな時間に好きな教科を勉強できるので、碁も集中して勉強することができました」

また新入段の棋士らも壇上にあがって挨拶し、温かい励ましの拍手を浴びていました。