
2025年4月に入段(プロ入り)する新人が次々決まってきています。
今回、日本棋院関西総本部の女流特別採用棋士に関山穂香さん(17歳)が決まりました。
これまで四代続く棋士の家系として、
木谷實九段→三女・小林(旧姓木谷)禮子七段→長女・小林泉美七段→長女・張心澄二段、次女・張心治初段
が有名でしたが、それを超える5代続く棋士一家が誕生したのです。
穂香さんは日本棋院・関西棋院を通じて初めて、5代目の棋士になります。

穂香さん(2007年6月生まれ)の師匠、関山利道九段(関西棋院棋士 1973年6月生まれ)は父親でもあり、4代目棋士です。昨年公開された映画「碁盤斬り」の最初のタイトルが出てくるシーンで、ちょんまげを結って盤上に石を打ち付けているのが、利道九段です。
3代目は関山利夫九段(関西棋院棋士 1937年7月~1992年9月)。
2代目の関山利一九段(日本棋院から関西棋院に転籍。1909年12月~1970年1月)は、第1期本因坊で「利仙」と名乗りました。
初代の関山盛利四段は、日本棋院関西支部(関西総本部の前身)所属で、明治8(1875)年生まれ。今年はちょうど生誕150年にあたります。段位は三段であったことは確認されているのですが、関山家伝承では四段だったので、関山家を尊重して四段としています。
ぜひNHKのファミリーヒストリーなどで取り上げてはっきりしたものが知りたいですね。それには穂香さんの活躍を期待したいと思います。