
井山裕太碁聖に芝野虎丸十段が挑戦する第50期碁聖戦挑戦手合五番勝負第5局が8月20日に打たれ、井山碁聖が勝って防衛を果たしました。
井山碁聖は今年2月ころから棋士人生初めてという不調に陥っていました。一力遼棋聖に挑戦した棋聖戦では3勝1敗と追い込んでいたのに失速。勝ちに大きく近づいてからの逆転負けが続き、タイトル奪還とはなりませんでした。
3、4月に打たれた十段戦ではストレートで芝野虎丸挑戦者にタイトルを奪われます。
名人戦挑戦者決定リーグはトップを独走し、2勝差をつけていたのに、最後に2連敗して追いつかれ、芝野虎丸十段とのプレーオフでも勝てず、挑戦権を逃していました。

そんななか打たれた碁聖戦は第1局芝野勝ち、第2局井山勝ち、第3局芝野勝ち、第4局井山勝ちと、一進一退で最終第5局を迎えました。
難しい戦いを制し、井山碁聖が中押し勝ちをおさめ、防衛となりました。
芝野「勘違いした部分があり、苦しい時間が長かった。結果は仕方がないかな。負けた碁は内容的に苦しい碁が多かった」

井山「序盤はまずまずかなと。いろいろ選択と判断に迷いました。今年は結果が出ずに苦しい時期が長かった。結果に結びついた。非常に大きな防衛になりました」
これをきっかけに、井山碁聖が復調することを期待しています。