
一力遼名人に芝野虎丸十段が挑戦する第50期名人戦七番勝負。一力名人が第1局に勝って迎えた第2局は長野県高山村にある「藤井荘」にて打たれ、一力名人が白番1目半勝ちをおさめ、連勝となりました。
2日制であるのを忘れたかのようなスピード進行で、初日の手数は128手(=封じ手)となり、これまでの記録である120手を上回る名人戦史上最長手数となりました。
盤上は壮絶な読み合いとなり、立会人の張栩九段、解説の蘇耀国九段、Youtube解説の林漢傑八段らが「神の領域」と驚くほどAIと一致する高レベルの手が次々飛び出しました。

ただ1カ所、芝野十段が見えていなかった手段を一力名人が実行し、そこで勝負がついたようです。
これで名人の2連勝。芝野十段の巻き返しも期待したいところです。
ハイレベルの戦いは続き、次回第3局は9月11、12日に三重県鳥羽市の「戸田家」にて打たれます。